【新刊】ワン・モア・ハッピーエンド ~愛を知らない大魔女が、憎まれそして愛されるまで~私にもし、過ぎた夢を見ることが許されるなら、コバルト文庫はまさに、夢に見た夢でした。初めて手に取ったコバルト文庫は、忘れることも出来ません。少女漫画のように可愛い表紙なのに文字がいっぱいあって、漫画より少し値段が高くて、一冊に漫画よりも沢山の時間をかけることができて、読みやすくて、楽しくて。こんな「本」があるんだ。とびっくりしたのを、今でも覚えてます。初めて読んだ、女の子が主人公のファンタジー小説。ライトノベルという名前も知らなかった頃、私にとって女の子が主人公の文庫サイズの本はすべてが「コバルト文庫」でした。集英社さんから本を出していただける。憧れの、一等眩しい星だったコバルト文庫さんから、本が出る。一冊だけど、でも、私「コバルト...2025.08.01 04:10hon no annai